『ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命』
メモ
圧倒された。これはすごい。
世界は明るくなっていくんだな。そして、そのために自分ができることは、たくさんある。
目次
第1章 N高ってなんだ?
エメラルド色のビーチまで徒歩5分の本校
N 高等学校(N高)の本校は、沖縄県の 伊計島 に設置されている。伊計島は 那覇空港から車で約 90 分の、沖縄本島と陸路でつながっている島だ。 location 101
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=101
一人の先生が、こちらに近づいてきた。「ようこそ、N高伊計本校へ!」。誰よりもアクティブにビーチバレーをしていたその人こそが、 奥平博一校長だった。「 location 109
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=109
location 118
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=118
あまりにも普通のクラスの光景
ただ、スクールカーストの上位にいないからといって、何かを強制されることもないし、排除されることもない。
location 149
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=149
それはつまり、どういうことなのか。「どんな生徒でも居場所ができる」ということなのだ。居場所とは、自分がそこに居ていいと認められた場所だ。奥平校長は、「N高に来れば、この本校に来さえすれば大丈夫だと思ってもらいたい。どんな子にも、それでいいんだ、ここから頑張れるんだと、自信をつけてあげたいんです」と語った。 location 156
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=156
何かにおびやかされることなく、安心して伸び伸びと成長できる。学校とは本来そうあるべき場所なのだろう。 location 159
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=159
「居場所をつくる」、それはこれまでのドワンゴがやってきたことでもあった。 location 163
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=163
少子高齢化の時代に、なぜ高校を?
勤労学生のための学校が、不登校の子どもの受け皿に
高校卒業資格をとるのに必要な学習の「量」と「時間」
N高はどんな授業をしているのか?
そしてすごいのは講師陣だ。自分の名前で参考書を出している一流講師を、教科ごとにN高の授業のために引き抜いてきたというのだ。
location 261
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=261
さらに、これら講師の授業を視聴できるアプリ「N予備校」をドワンゴで独自開発している。このアプリが画期的であり、まさに「ニコニコ生放送」と教育の融合が実現されていて、実際に使ってみると感動ものであった。 location 263
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=263
アプリで生授業を受講してみた
開始当初は 68 人だった視聴者数は、2時間の授業が終わる頃には300人を超えていた。教室でやる授業であれば、毎回300人を収容する部屋を用意するのは大変だ。ここに、放送授業ならではのメリットがある。
location 295
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=295
ドワンゴとKADOKAWAならではの課外授業
〝通信制〟なのに、通学や職業体験も?
通信制高校で友達はつくれる?
世間を驚かせた「ネット遠足」
ネット上で仲良くなるための仕掛けはこれだけではない。発表時に大きな反響を呼んだ「ネット遠足」もその一つだ。ネット遠足は、スクウェア・エニックス協力のもと、オンラインRPG「ドラゴンクエストⅩ」の世界をクラスメイトと冒険するというイベントだ。
location 432
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=432
灘高を負かした将棋部、元日本代表が顧問のサッカー部
教師と生徒がリアルで会える場所
またN高生は、「文化祭」と位置づけられる「ニコニコ超会議」やゲームファンとゲーム大会の祭典「闘会議」など、ドワンゴが主催するイベントに優先的に参加することができる。「 location 506
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=506
地方においては、地方自治体と「Nセンター」という教育拠点をつくる活動も進めている。 location 510
kindle://book?action=open&asin=B06ZZ5TJG6&location=510
N高は一種の社会実験
第2章 N高のリアル
N高にはどんな人たちが通っている?
「なぜあの子がネットの高校に行くの?」
学習障害を持つ子や不登校だった子も
体が弱くて通学が困難だったところから、新入生代表へ
39 歳の現役女子高生
どうやって単位のための勉強をしている?
どんな人がN高に合っている?
ネットで本当の友達はできる?
Slackは荒れたりしない?
先生はネットツールを使いこなせている?
本校ってどんなところ?
沖縄スクーリングってどんな感じ?
第3章 N高のはじまり
中学の同窓会での違和感
はじめに手を付けたのは物件探し
「君は教育を舐めている」
「噓でしょ……」沖縄の担当者は絶句
重たい雰囲気で始まった説明会
なぜ「N」? N高の命名
授業プログラム開発秘話
教師と生徒の募集をスタート
第4章 N高の考えかた
僕らだから発案できたし、実現できた
N高にイデオロギーはない
N高生が増えたら、社会は変わる
第5章 N高の未来
奥平校長が生徒に語りかけたこと
「ネットの高校」がもたらす新しい価値
世界の未来は明るい
識者から寄せられる期待